一般的に、家を建ててから15年ほどすると張り替え時期と言われています。
お家の環境(温度、湿度など)にもよりますが、
15年〜20年ほど経つと床の下地が傷んだりフローリング自体が変形したりするためです。
家を建ててから15年ほど経つと下記のような症状が現れてくることも多いようです。
このような場合には張り替えを検討してみてもいいかもしれませんね。
歩くと床がきしむ
古いお家で、板張りの床を歩くと「ギシギシ」と音がなった経験はないでしょうか。
それが「床のきしみ」と言われる症状です。
フローリングは木材で出来ていますよね。
木を貼り合わせたようにして作られているのがフローリングです。
フローリングの材質として使われている木材は、湿気によって伸縮・膨張する性質があります。
そのため、部屋の湿度が原因で木材自体が変形してしまうんですね。
床にぴっちりと張られているフローリング。その1枚1枚が変形してゆくと、
つなぎ目にずれが生じますよね。ずれた木材が互いに擦れ合う時、ギシギシときしみ音が発生するわけです。
「梅雨の時期だけ」といった具合に、
季節性のものならば湿度変化が原因の可能性が高いので問題ないかもしれません。
しかし、慢性的にギシギシときしむようであれば、そのフローリングは完全に変形している可能性が高いです。
そのような場合は部分的な補修だけではなく、
フローリングの張り替えが必要になる場合もあります。
また湿度変化による木材の変形だけではなく、
床下がシロアリに食いつぶされてしまいギシギシと音がなっているケースもあります。
きしみ音が気になるようであれば、一度リフォーム業者さんに相談してみるの手です。
床が沈む
床がギシギシときしむだけではなく、歩くたびにグッと床が沈み込む住宅もあるようです。
フローリングの一部分がブカブカと浮いているように感じたり、
一箇所だけ歩くとグッと沈み込んだりします。これも先ほどのきしみと同様、
湿気が原因となっているケースが多数あります。
しかし、沈み込みが起きている場合はきしみよりも劣化が激しく、
床材自体が地面から剥がれてしまっている可能性もあります。
フローリング材とその下の下地材が剥がれてしまい、フローリング自体が剥がれてしまっている状態です。
そうなってしまうと、床を部分的に補修するのは難しいんです。
ブカブカしている床はどうしても全面的な張り替えが必要になります。
床がブカブカと浮いている、グッと沈み込む。そんな場合はフローリングの張り替えを検討しましょう。